学習・蓄積された仕訳パターンは「請求元リスト」としてユーザによる管理・編集が可能です。
仕訳情報を更新した際、各請求元情報に紐付く形で「仕訳パターン」が自動的に学習・蓄積されていきます。ユーザはその学習された仕訳パターンを「請求元(学習データ)」でいつでも確認し、編集することが可能です。ここでは画面の見方、編集方法を解説していきます。
請求元リスト(学習データ)を確認する
メニュー[マスタ情報]から[請求元(学習データ)]をクリックすると、請求元リストが表示されます。一覧画面では各請求元ごとの住所・電話番号、支払口座情報等が表示されています。
各請求元の詳しい仕訳パターンを確認するには、[請求元]列の青文字をクリックします。なお、一覧画面ではキーワードによるフィルタリング機能の他、請求元の一覧をcsv形式でダウンロードも可能です。
毎月の読み取りを繰り返していく中で、学習データの量は大量になっていきます。 キーワード検索を利用して目的の請求元の仕訳パターンを呼び出しましょう。
請求元・支払情報・確認・編集する/仕訳パターンを確認する
一覧画面の[請求元]列の青文字をクリックすると、下記画像のように請求元・支払元情報・仕訳パターンが表示されます。
請求元情報及び支払情報はこの画面で編集が可能です。編集後、画面中央部の右下にある[更新]ボタンをクリックします。
各請求元で学習・蓄積されている情報は下記のように区分されます。
- 請求元情報…請求元、住所、電話番号、メールアドレス、源泉税の区分・人数
- 支払情報…振込元銀行(複数登録の場合)、支払区分、支払サイト、支払先口座情報
- 仕訳パターン…現在学習している仕訳
学習データの内容を変更したい場合は、この画面(請求元|学習データ)及び請求書の画面から仕訳を行う際に直接編集する事が出来ます。請求書の画面から仕訳を行う際に学習データを直接編集する場合は、こちらをご覧ください。
尚、仕訳パターン名・アップロードユーザ・キーワードの変更を行う場合は、請求元|学習データより変更してください。
請求元|学習データから仕訳パターンを編集する
仕訳パターンの右下にある[編集]ボタンをクリックします。
仕訳パターンの編集画面が表示されるので、編集します。
- パターン名:仕訳パターン名を登録します。(必須項目)
- アップロードしたユーザ:アップロードしたユーザが指定のユーザだった場合に適用されます。(任意項目)
- 請求書内のキーワード:指定したキーワードがOCRにより見つかった場合に適用されます。(任意項目)
複数のキーワードを登録する事も可能です。スペース(半角・全角どちらでも大丈夫です)で区切って登録して下さい。仕訳パターンは上から順に判定しています。複数キーワードを設定した場合は単独キーワードより上に設定してください。複数キーワードの登録については下記にて詳しく説明しています。 - 仕訳パターンに登録された勘定科目等を編集できます。
仕訳パターンの入力が完了したら[更新]ボタンをクリックします。
請求書がアップロードされると、この請求元リストに蓄積された請求元情報から過去に取引実績があるかを判別し、支払情報や仕訳パターンがそれぞれ適用されていきます。
詳しくは下記記事をご参照ください。
詳細はこちら:仕訳パターン(学習データ)
複数キーワードの登録
登録例1 ”りんご”という単独キーワードを上に登録
このケースでは、請求書にりんごというキーワードが記載されている場合[加工用りんご]の仕訳パターンが上にあるため、先にヒットします。請求書に[茨城工場 りんごジュース]と記載されていても、[りんご]でキーワードが一致したとみなされる為[自販機用りんごジュース]の仕訳パターンが適用されずに[加工用りんご]が適用されてしまいます。キーワードの一部が重複している場合は登録例2のように複数キーワードの仕訳パターンを先に登録してください。
登録例2 複数キーワード(茨城工場 りんごジュース)を上に登録
登録例2では[りんご]という重複したキーワードに対し、複数キーワードを上に登録しています。OCRは仕訳パターンを上から順に判定しますので、請求書に[茨城工場 りんごジュース]というキーワードをOCRにより見つけた場合、上に登録されている仕訳パターン(茨城工場 自販機用りんごジュース)が一致したとみなし適用されます。
請求元リストから仕訳パターンを削除する
特定の仕訳パターンを削除したい場合、仕訳パターンの右下にある[削除]ボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、[DELETE]と入力し、[削除]ボタンをクリックします。
請求元リストから仕訳パターンをコピー・追加する
仕訳パターンを追加・コピーすることもできます。すでに学習済の仕訳パターンを使って新たに仕訳パターンを作成する場合は[コピー]ボタンをクリックします。一から仕訳パターンを作成する場合は[追加]ボタンをクリックします。
仕訳パターンが表示されるので、仕訳パターンを入力後、[コピー]または[追加]ボタンをクリックします。
また、学習データは一括インポートを行う事もできます。
詳細はこちら:学習データの一括インポート手順
請求元リストを削除する
不要となった請求元リストを削除したい場合、[請求元]列の青文字をクリックし、請求元の詳細画面を表示します。画面下へスクロールし[ゴミ箱]アイコンをクリックします。確認画面が表示されるので、[DELETE]と入力し、[削除]ボタンをクリックします。
- 請求元を削除した場合、その請求元に紐づいて登録されていた仕訳パターンも全件削除されます。特定の仕訳パターンのみを削除する場合は、各仕訳パターンにある削除ボタンから削除を行ってください。
請求元リストを一括削除する
不要となった請求元リストを一括で削除したい場合、削除したい請求元にチェックを入れて、[一括削除]ボタンをクリックします。確認画面が表示されるので、[DELETE]と入力し、[削除]ボタンをクリックします。
有効な学習データの表示/非表示
学習データで蓄積されている請求元ついて、[有効な学習データのみ表示]のチェックを外すと
電話番号や住所が重複している請求元がすべて表示されます。不要なデータがあれば削除しましょう。
デフォルトでは、有効な学習データのみを表示(チェックの入った状態)になっています。
チェックを外すと電話番号や住所等が重複して登録されている請求元がすべて表示されます。
不要なデータが登録されていた場合は削除しましょう。削除の方法はこの章の上にあります[請求元リストを削除する]の項を参照してください。
請求元(学習データ)の管理は以上です。